自分に合う仕事とは何か考える
老人ホームや障害者福祉施設で働く介護従事者は多くいらっしゃいます。しかしその反面辞める人もまた多いのです。介護の仕事は負担が大きいものがあるから辞めること自体はやむを得ない側面もありますが、辞める前に考えるべきことがあります。
それは、なぜ自分が仕事を辞めたいかです。介護の仕事の退職理由として、自分自身と合わないというものが挙げられることがあります。介護の仕事はきれいなものばかりではありません。介護の利用者には要介護認定によって段階化されていますが、その中には認知症やアルツハイマー病を患っている利用者や知的障害を持っている利用者がいます。そのような利用者は、日常生活に必要な動作が上手くできない人もいるのです。その補助をするのが介護の仕事のメインだといえるでしょう。そのため、意思疎通ができなかったり肉体的にも負担が多い仕事をしなくてはいけません。その結果、自分自身には合わないと考えて介護の仕事を辞める人も少なくはないのです。
このような退職理由は、仕方がないともいえます。しかし、考えなくてはいけないことは自分自身に合う仕事とは何かです。世の中には様々な仕事が存在しています。
例えば、医師であれば長時間におよぶオペを人の生命を背負いながら行います。このような医師の業務は精神的なプレッシャーやストレスは尋常ではありません。また、工事現場の作業員であれば雨や雪が降っても重い物を運ぶ長時間労働です。肉体的な負担は凄まじく疲労も多いことでしょう。
このように仕事をする以上、精神的肉体的に負担がかかるのが当たり前だともいえます。そのため、仕事を辞める時には自分自身が合う仕事とは何かよく考えることが大切なのです。